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ほんとうは、 

 

確かにいつも 愛されたかった 必要とされたかった

僕はいつも さみしがりで ひとりぼっちのフリを続けた

 

ほんとうは、何にも

ひとりぼっちなんかじゃなかったんだぜ

ほんとうは、僕のまわりにも 誰かのまわりにも

人間がいたんだ

 

 

確かにあいつは かなしかったし 苦しかったろう

僕が今できることはわからないけど そばにいたい

 

403号室の布団の上で 僕がうたう

少しだけでも笑ってくれたならそれがいいよな

寄り添いたいな

 

ほんとうに、

信じられる人間だけをすきになれたらなんてさ

ほんとうは、

許し合える それがいいよな いいよな

 

 

ほんとうは、

何にも ひとりぼっちなんかじゃなかったんだぜ

ほんとうは、

気づいていたんだ 僕らのまわりには人間がいるんだ